皆さまこんにちは:D
占星術ブロガーのアオイです。
ホロスコープ(西洋占星術)において、ハウス(室)の意味を読み解くことはかなり重要です。
あなた自身が持っている性質を活かせる分野や未来の運勢、相性など読み解くジャンルは様々です。
今回はハウスの基礎となる部分、ハウスの持つ意味を学んでいきましょう。
ハウスとは
ホロスコープは図のように12分割されており、その12分割されたものを“ハウス(室)”と呼びます。
ハウスの中にはそれぞれ天体が位置しています。
それぞれの天体がどの分野で活躍するかを読み解くことができます。
どの分野で力を発揮するかというのは、たとえば天体が登場人物だとしたらハウスは舞台。
つまりその登場人物(天体)が1番輝ける舞台(ハウス)がわかるということです。
ハウスの中にある天体をホロスコープで割り出す際は必ず出生時間が必要になります。
1~2分の差でも天体が入るサインが変わる可能性があるので出生時間が不明の場合、正確なハウスを知るホロスコープを作成することが難しくなります。
10ハウスが持つ意味
意味:「適職」「天職」「キャリア」「目上の人」
サイン(星座):山羊座
ルーラー(守護星):土星
1~6ハウスまでは自分自身がこの世に生を受けてからひとりの人間として成長していく過程をあらわしています。
そして7ハウスからは人との関わりが加わり、7~12ハウスでは人と接しながら過ごしていくときのあなた自身の思考や行動をあらわします。
10ハウスは天職、適職など主に仕事について読み解くハウスです。
本当にやりたいこと、社会的地位や名声、名誉、経歴、キャリア、最終目標や将来に残る業績など仕事に対する考え方があらわれます。
仕事上で関わる上司や指導者、自分に影響を与える人を読み解く場合もあります。
10ハウスにある天体のメッセージ
太陽星座
仕事で稼ぐことが生きがいになるタイプです。
上司からの援助が厚く、さらに若くしての指導者になりえます。
この配置の人はほとんどの場合キャリアアップを重要視し、若い頃から重役に大抜擢されることも少なくありません。
いつでも仕事に対する熱意を持っています。
月星座
女性や子供向けのビジネスで才能を発揮します。
仕事で成功することで心が安定します。
気持ちがうつろいやすく、色々な職を転々とする人も多いでしょう。
水星
コミュニケーション能力を駆使してビジネスに活かします。
頭の回転が速く、トーク力があります。
人とのつながりが大切な意味を持つ配置なので、相手との会話力が大切な営業職や人をつなぐコンサル業などが向きます。
金星
周囲からの援助を受けながら成長していくタイプです。
ファッションや美容などの美に関する職や芸術、芸能関係の華やかな仕事に憧れを持ちます。
愛嬌があり周囲からの人気も高いので実際、華やかな仕事は適職と言えるでしょう。
火星
体力に自信があるタイプです。
スポーツの世界やジムのトレーナーなど体を動かす仕事が向きます。
どんな困難にも打ち勝つ自信を持っているので何があっても諦めません。
自分の立てた目標はハードルを下げることなく達成したい熱意を持っています。
木星
ビジネススキルが高く、どんな仕事でもテキパキとこなします。
上司、部下、ビジネスパートナーに恵まれ共同経営をすればお互いの力が十二分に発揮され、成功を収めます。
蓄えた知識がするすると頭の中に落とし込まれていくので研究職も向きます。
土星
謙遜しがちで自分の能力を過信しないタイプです。
地道に着実に力をつけていきます。
目標を達成するころには誰にも追いつけないほどの実力者になっているでしょう。
公務員や秘書といった規則を重んじる責任ある仕事や伝統芸術などの職人や農業に携わる人も多そうです。
天王星
自由な環境下で自分の思う通りに働きたい配置の人です。
ひとつのことを長く続けることに苦手意識を持つので、常に形態が変わっていく職業が向きます。
常に新しいものが生まれるIT業界や自ら動き回るフリーランスなど自由に身動きが取れる状態の方が本来の力を発揮できそうです。
海王星
芸術的センスやスピリチュアルな感覚が研ぎ澄まされています。
いつのまにか周囲と溶け込み、影響を与えているタイプです。
無意識のうちに芸術的センスが光ることが多いので周囲に才能を引き出してもらい、ビジネスパートナーとともに作品を作り出すと成功します。
冥王星
とてつもない力で地位をたぐり寄せることのできるタイプです。
優れた洞察力で周囲の状況を把握し、自分に有利な方向へ導いていきます。
誰にも気付かれないまま状況をコントロールしてしまうのです。
そしていつのまにか権力を握っているかなりやり手の配置です。
気分が乗らないときに無理に物事を進めるとことごとく失敗するのでそのときは潔く諦めましょう。
ハウスに天体が入っていない場合は?
ホロスコープの12ハウスに対して天体は10個のため、最低でも2つのハウスには天体が入りません。
ハウスに天体がない場合はどう読み解けばいいのでしょうか。
※ホロスコープの12ハウスを区切る境界線(ライン)のことを“カスプ”と言います。
たとえばハウスのカスプのサイン(星座)が山羊座の場合、山羊座のルーラー(守護星)は冥王星土星なので、10ハウスには土星が入っていると考えます。
天体が入っていないハウスは柔軟性を持ち合わせ、他の天体からの影響を受けやすいのが特徴的です。
特に天体が入っていないからと言ってそのハウスの分野に対する力が弱まるということはありませんのでご安心ください。
私は7ハウス(パートナーをあらわすハウス)に天体が入っていないので結婚は難しいのかと諦めていましたが天体が入っていなくてもハウスを活かすことはできるんです。
出生時のホロスコープ図(ネイタル)の天体がないハウスに現行(トランジット)の天体が入ったらもろに影響を受けやすいということです。
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